成功ってなんだ?
兄弟は違うと、わかっていたけど、本当の意味で、わかっていなかった。
二人9歳から12歳のチカラの差は、わかっていた。
上はしっかりしていて、コツコツができた。
下はあやうく、突拍子もなく、しかし、爆発力があると信じていた。
スタートにハンデがあっても、突然、覚醒すると信じていた。
確かに飛躍的に覚醒した。したのは算数だった。しかし、国語は覚醒までいかなかった。
ちょっと普通になっただけ。
この時、都立中高一貫校は無理だと気づくべきだった。
しかし、算数が飛躍したから、もっと頑張れば、国語も追いつくと信じた。
都立中高一貫校は、今や難関だ。簡単には入れない。今ははっきり言える。下の子は合格できるタイプでは無い。
あの時、スッパリと私立に切り替えるべきだった。個別に入れて、プロに任せて、算数ばかり詰め込めば、結果は違った筈だ。
私ができると信じた。それが罪だ。目が眩んだ。かわいさのあまり目が眩んだ。そして、かわいい我が子をどん底に落としたのだ。
受験は我流は絶対に成功しない。
プロに任せてなんぼだ。
上で、プロに任せ切って、ぶっちぎって合格をもぎとって、
それに酔いしれ、傲り、そして、下の子が失敗したのだ。
ダメな親だ。最低最悪。
これを反省にして、這い上がることは出来るのだろうか?