オンライン授業をスタートして
兄、オンラインスタート。
これまでの休校中、遊ぶことも出かけることも出来ないので、ただひたすらに自習課題に取り組んできた。
その中でどんどん不安が募り出す。
課題が終わってしまい、何もやることがなくなってしまうと不安になるようだった。
まだ、課題が終わらないなんて友達のぼやきに、「じゃあ、何をやってるの?こんなに時間があるのに終わらないなんて、嘘で牽制しているか、塾でどんどん先を進めているのか?もしや?」と自分だけ置いてけぼりを食らって、みんなから遠く及ばない場所を彷徨っているのか、おれは?と。
オンラインがやっとスタートしてくれたおかげで、その不安からは逃れることができたようだ。考えてみれば、あの苛々は八つ当たりだったのかもしれない。なんだかんだ言っても、やっぱりまだ子供だ。
兄の兆候だけとっても、学校とは勉強だけではない。オンラインだから、不登校児にパラダイスというわけでもない。
世の中は考えているよりもっともっと、もっと複雑で不可思議で、不明だらけで、ただ金をあてがわれたり、時間を持て余したり、9月入学に切り替えたからといって、全てが解決するわけじゃない。
しかし今日もコロナは、沢山の死者を出し、社会を疲弊させ、さまざまなものをなぎ倒していく。君の目的は一体なに?